専門家活用expert
水産加工関連事業者向け伴走型集中支援事業
道内の水産加工関連事業者に対して、生産性の向上や経営革新など、経営課題の解決に向けた取組みを支援するため、センタースタッフや専門家派遣による集中的かつ継続的な伴走型支援を行います。
1 支援対象者
次の各要件に合致する道内の中小企業者が対象となります。
〇道内に主たる事業所を有する中小企業支援法第2条に該当する中小企業者等であること。
〇水産品の加工、保管、輸送、販売および水産品の加工、保管、輸送、販売に要する機械
設備、容器等の製造、販売(取付工事等を含む)等を行う水産加工関連事業者であること。
2 募集期間
令和5年4月17日(月)~令和6年1月末まで
※募集期間を変更する場合があります。また、応募が定数に達した場合は募集を終了します。
3 お申込方法
相談を希望する事業者は下段の「経営健康診断問診票」を提出願います。
※専門家の派遣が必要な場合は、別途「専門家派遣要請書」を提出していただきます。
4 専門家
センターが申込者の相談内容を踏まえて専門家を派遣します。
※専門家には派遣を引き受けるにあたり、守秘義務が課せられます。
5 費用負担
相談は無料です。
(専門家の派遣に要する謝金及び旅費は当センターが負担します。)
6 報告
専門家を派遣した企業には、派遣完了後に報告書類を提出していただきます。
~個別支援の例~
課題 | 支援内容 | 専門家 |
経営革新(業態変化や新事業) | 主要魚種に代わる魚種による新商品について、試験研究機関と連携し、製品化に向けたデザインや販売先のアドバイスなどを通じて、販売にこぎつけ。 | フードコーディネーター デザイナー、バイヤー |
先端設備導入 | 11人で500袋/hの生産体制が、充填機の導入により充填包装ラインの改善を図り、3人で1,100袋/hの生産体制となり、生産効率を大幅に増加。 | 技術士等 |
社内研修への講師派遣 | 専門家が従業員向けに研修を行い、作業員目線での会話や、作業の短縮時間を数字で示すことにより、従業員の理解が深まり改善の取組が進展。 | 社会保険労務士等 |
働き方改革 | 専門家がストップウォッチを持って工場に入り、モノの流れや人の動きを観察し、「ムリ・ムダ・ムラ」の解消により、時間外労働の大幅な削減を実現。 | 社会保険労務士等 |
IT活用 | 売上が低迷し、事務処理が非効率であることから、顧客データや入力データを一元管理することで、経費削減による売上アップに繋げる。 | ITコーディネータ等 |
経営改善、事業再生 | 経営の悪化や将来に不安を抱えていたが、財務状況や経営状況の分析を踏まえた経営指導や金融機関等との調整を通じて、経営改善や事業再生を実現。 | 中小企業診断士等 |
知的資産経営 | 急激に変化する経営環境に対応していくため、今後の進むべき方向性を定めるべく、自社の強みや独自性を見える化し、知的財産を抽出して経営指針を策定。 | 中小企業診断士等 |
人手不足 | 従業員の高年齢化や過疎化が進み、人材確保が難しい状況であることから、外国人材の受入を検討し、申請手続きに係るアドバイスを受ける。 | 社会保険労務士等 |